ぞ!!
2006年度
多摩美大学 情報デザイン学科 情報芸術コース インスタレーション基礎WS 担当：Tommy
Suzuki
はじめに
PICとは? なぜPICなのか? PICでできることは 久世先生のサイトを見てください
PICプログラミング実践はココを見てください
PIC，MPLABに関する情報はマイクロチップ・テクノロジー・ジャパン
1.プログラミングの準備
PIC開発環境 MPLAB IDEインストール
CCS-C コンパイラ plug-inインストール
PIC コンパイラ CCS-Cのインストール
MPLAB IDE設定
2.PICプログラマーの準備
PICプログラマーのインストール
3.プログラムを書く
ファイルの場所についてのルール
プログラムを書く準備
プログラムを書く(コーディングcoding)
コンパイル
3.間違いを探す
デバッグ
4.HEXファイルを書き込む
PICプログラマを使う
5.Cプログラミング
プログラミングのお作法その1
■その1.1 コメントの使い方
■その1.2 ヘッダファイルとCファイルについて
■その1.3 main関数
■その1.4 文(ステートメント)
■その1.5 記述法
■その1.6 インデント(字下げ)
プログラミングのお作法その2
■その2.1 ユーザー関数
6.プログラミングテクニック
PICの設定
tips
7.データシート，マニュアル
PICデターシート
CCS-C コンパイラ 日本語マニュアル
1.プログラミングの準備
【開発環境 MPLAB IDEインストール】
■MPLAB IDE v7.30 インストール
《ファイルへのリンク》 MPLAB IDE v7.30 Full Zipped Installation
http://www.microchip.com/stellent/idcplg?IdcService=SS_GET_PAGE&nodeId=1406&dDocName=en019469&part=SW007002
zip形式の圧縮ファイルを解凍し，Install_MPLAB_v730b.exeを起動してインストールする。
標準の設定のままNextボタンを押しインストール完了させる。
* IDE(統合開発環境 Integrated Development Environment)
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■PIC コンパイラ CCS-Cのインストール
SETUP.EXEを起動してインストールする。
標準の設定のままNextボタンを押しインストールを完了させる。
以下のダイアログが表示されれば完了。
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■CCS-C コンパイラ Plug-inインストール
《ファイルへのリンク》 MPLAB Plug-in
http://www.ccsinfo.com/download.shtml
mplab-ccs-plugin-install.exeを起動してインストールする。
標準の設定のままNextボタンを押しインストールを完了させる。
インストール画面はMPLAB 6となっているが気にしない。
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■MPLAB IDE設定
MPLAB IDEを起動する。
【コンパイラの選択】
メニュー、Project → Set Language Tool Locationsを開きBrowseボタンで
C:\Program Files\PICC\Ccsc.exeを探しクリックする。
【エディタの設定】
File → NewでEdit Windowを開く。
Editは以下をチェックする。TextのSelet Fontで日本語を選択(MS ゴシックなど)。
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2.PICプログラマーの準備
■PICピックプログラマーのインストール
秋月電子のＡＫＩ−ＰＩＣプログラマーを使います。
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?q=K-00038&s=score&p=1&r=1&page=#K-00038
新しいタイプのPIC(16F88, 18F452など)を使うにはＰＩＣプログラマーＶｅｒ．４『バージョンアップキット』
を利用する。
http://akizukidenshi.com/catalog/items2.php?p=1&q=%22K-00200%22
【PICピックプログラマーVer４のインストール】
《ファイルへのリンク》 picpgm6_p6.5.68_f6.50.zip
http://akizukidenshi.com/down/tk/picpgm_v4/index.htm
zip形式の圧縮ファイルを解凍し，setup.exeを起動。
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3.プログラムを書く
■ファイルの場所についてのルール
はじめにCドライブに「PIC」フォルダを作る。
・「PIC」フォルダにファイルを収めるプログラム用フォルダを作る
・プログラムの内容がわかる英文のフォルダ名にすること
・作った順番ごとに2桁の数字をファイル名の頭につける
例： 01LED (01はゼロワン)
・「libs」フォルダを作る。ライブラリなどを入れておく。
■プログラムを書く準備
1) Project → Project Wizardを開く
2) Deviceの種類を選択
3) コンパイラを選ぶ
4) Project Nameを決める
まずはCドライブに「PIC」フォルダを作り、その中にフォルダを作る。例えば「00start」。
この名前がPICに書き込むファイル名(HEXファイル)になるのでわかりやすい名前
にする。(ここではstart)
Project Directoryはこれから作るプログラム用フォルダを選択する。Browsseボタン
を押してフォルダを選択する。(ここではc:\pic\00start)
ファイルはこの中に保存される。
*英語版で\はバックスラッシュ。C:\PIC\00start -> 
5) ファイルの追加
すでにプログラムがある場合は「Add」ボタンで追加する。
新しく作る場合はそのまま次へ。
6) 準備完了
完了ボタンを押す。
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■プログラムを書く(コーディングcoding)
1) ソースコードを書く
File → NewでEdit Windowを開きソースコードを書く。
プログラム開始関数main()は必須。
2) ソースコードの保存
File → SaveでProject Directoryに保存する。とりあえずファイル名はstart.c。
(中身がないので無意味なソースコード。なにも起こらない)
3) プロジェクトに登録
Work Space Window(左上の)のSource Filesを右クリックしてAdd FIlesを選択し
先ほど保存したファイルを追加する。追加されたファイルは以下のように表示される。
■コンパイル
作ったソースコードをPICが理解できるファイル(HEXファイル)に変換する作業。
ボタンを押すか、F10キーを押す。
BUILD SUCCEEDEと表ｦされればコンパイル成功。
BUILD FAILEDの場合はソースコードを見直す。
Errorメッージをクリックすると、
間違った箇所が矢印で表示される。
ソースコードの誤りをシンタックス・エラーと言う。
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■デバッグ
デバッグとはプログラムの誤りを探す作業。
シンタックス・エラーとは異なりソースコードの文法は間違っていないが、命令に誤りがあるので
とりあえず動くが思ったとおりに動いてくれない。
1) デバッガの選択
Debugger → Select Tool → MPLAB SIMを選択
2) ブレークポイント
Edit Windowで調べたい箇所の左をダブルクリックするとマーク(ブレークポイント)が付く。
ボタンを押すとブレークポイントまで実行して止まる。
3) 変数のウォッチ
変数の上にカーソルを置くと変数の値がわかる。メニュー、view → watch でも
変数のウォッチができる。
4) ステップﾀ行
ボタンで1行ごとに実行したり、関数にstep inすることができる。
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【PICプログラマを使う】
■書き込み
PICプログラマでHEXファイルをPICに書き込む。
最初に起動したとき通信ポートの選択ダイアログで通信ポートを選択。
デスクトップPCの場合，通常COM1。
PICプログラマの画面
��PICの種類を選択する
�∈鄒�したHEXファイルを選択する
��書き込む
PICの種類を選択するとPICの置き方とジャンパピンの位置が示される。
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■Cプログラミングのお作法その1
*注意 以下のソースコードは見た目を考えて全角スペースが使われている。
間違ってもコピーしてペストして使わないこと。
■その1.1 コメントの使い方
コメントはコンパイルするときに無視されます。//や/* */のように書く。
覚書などに利用する。
// この行はコメント
/* この間に書かれたコードは
複数行でもコメントになる */
void func(void)
{
// 指定したデバイスのタイムアウトを無効にする
iStatus = Timeout_Config(iDevice, -1);
} |
■その1.2 ヘッダファイルとCファイルについて
ヘッダファイル(*.h)とCファイル(*.c)に分けて書くこと。
◆ヘッダファイルを書く
ファイル名は*.h(led.hなど)。先頭でファイル名、バージョン、作成日、説明を書くこと。
|
/******************************************************************************
My16F88.h ver.1.0 2006.04.20
PIC16F88用ヘッダファイル
ADC 10bit，Clock 内臓8MHz，MCLR不使用，CCPはB0
******************************************************************************/
#ifndef My16F88H // インクルードガード
#define My16F88H
#include <16F88.h>
// ADC 10bit
#device ADC=10
// クロック裂g数w定。内臓クロックの最大速度8MHzを使う
#use delay(clock = 8000000)
// PIC関連の設定
#fuses INTRC_IO, NOWDT, PUT, NOPROTECT, NOMCLR, NOLVP, CCPB0
// 固定入出力モード
#use fast_io(a)
#use fast_io(b)
#endif // My16F88H
|
◆Cファイルを書く
ファイル名は*.c(led.cなど)。ヘッダファイルと同様に先頭はコメント。
参照するヘッダファイルをインクルードすること。
|
/******************************************************************************
test.c ver.1.0 2006.04.20
Cファイルの記述法
******************************************************************************/
#include "My16F88.h" // PIC16F88用ヘッダファイルをインクルードする
#include "test.h" // このファイルのヘッダファイル
void main(void)
{
}
|
■その1.3 main関数
C言語はmain()関数ではじまります。必ず記述しなければならない。
void main(void) // Ｃ言語プログラムはmain関数から始まる
{
} |
■その1.4 文(ステートメント)
文(ステートメント)の最後は「；」(半角セミコロン)が必要。
void main(void)
{
int n; <------ 変数の宣言。「；」まで。
output_high(PIN_B5);<------ 関数の終わりも「；」
} |
■その1.5 記述法
● 記号(+ =など)の前後はスペースをあける
例 b = a + 1;
● { }の位置は次の通り。
条件構文など
if(a == 0){
b = c * 2;
}
関数など
void func(void)
{
int n;
} |
以下のような記述でも間違いではな。
b=a+b;
if(a==0)
{
b=c*2;
}
■その1.6 インデント(字下げ)
Tabキーでインデントして見やすくする。
void main(void)
{
int n; <------ Tabで1つ下げる(右側に移動)
while(1){
output_high(PIN_B5); <----- { }で囲まれた中もTabで1つ下げる
if(input(PIN_A2) == 1){
output_high(PIN_B4); <----- Tabで1つ下げる
}
}
} |
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■Cプログラミングのお作法その2
■その2.1 ユーザー関数
自分の関数を作ることができる。
ヘッダファイルの中に記述
void InotPort(void);
| | |
| | -----------
-------- |
値を返さない | |
関数名 |
値を渡さない
// ヘッダファイルで宣言
int Plus(int a, int b);
| | |
| | ---------
----- |
値を返す | |
関数名 |
a, bの値を渡す
|
Cファイルの中に記述
|
int Plus(int a, int b)
{
int sum;
sum = a + b;
return sum; // 値を返す
}
|
Webで検索する場合のキーワード 戻り値，引数(ひきすう)，値渡し，参照渡し
モジュール化と再利用。Cソースコードの書き方について
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■PICの設定
内臓クロック，PPCのIOなどは#fusesで設定。
使い方は，
#fuses INTRC_IO, NOWDT, PUT, NOPROTECT, NOMCLR, NOLVP, CCPB0
INTRC_IOは内臓クロック使用，CCPB0はCCPの端子をB0にする，など。
この設定ので作成したHEXファイルをPICプログラマーでロードすると以下の
に反映される。
クリックするとPICプログラマーの下「メッセージ」に説明が表示される。
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■PICデータシート
PICのデータシートは マイクロチップ社のData Sheet Finderで探すことができます。
PIC16F88 PIC61F629,PIC16F675
■CCS-C コンパイラ 日本語マニュアル
CCS-Cコンパイラの日本語マニュアルが次の場所にあります。
《ファイルへのリンク》 日本語リファレンス・マニュアル 改訂 v3.235(Sept.-2005)
http://www.datadynamics.co.jp/ccs/ccs_manual3j_sept05.pdf
組み込み関数set_tris_a()などの使い方が書かれています。
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