【センサ種類】
【ACMセンサとは】
大気環境の腐食性を評価できるセンサです。
基板層、絶縁層、導電層の3層から構成されており、結露や降雨で基板層と導電層が導通すると互いの電位差により電流が流れ、基板層が腐食します。
このときの電流を測定・解析することで設置環境の腐食性を定量的に評価することができます。
【ACMセンサの構造・外観】
基板となる対象金属(Fe、亜鉛メッキ鋼板など)の上に、絶縁ペーストをスクリーン印刷・焼成硬化し、
さらにその上に基板との絶縁が保たれるように導電性ペースト(Agなど)を積層印刷・焼成化、乾燥状態で両極間の抵抗が1GΩ以上のものをセンサとして用います。
【仕様】
材料 | 炭素鋼、亜鉛めっき鋼板(Z27 化成処理なし)、ステンレス鋼、アルミ合金、マグネシウム合金など ※ご支給材より作成可能(要相談) |
サイズ | 64mm×64mm(t=0.8mm) ※サイズ変更可能(要相談) |
センサ出力 | 0.1nA~1mA |
リード線 | 赤黒ケーブル1m ※長さや仕様変更可能(要相談) |
測定機器との接続 | 防水コネクタ、ワニ口クリップなど ※特殊加工にも対応 |
対応装置 | ACMデータロガー:SACM-311E SACM-312B SACM-314B SACM-318B SACM-30F SACM-50F SACM-311B 腐食モニター:SICM-714B SICM-718B |
電極間抵抗 | 1GΩ以上 |
耐熱温度 | 150℃まで |
ただし、標準付属のケーブルは60℃。※耐熱ケーブル仕様に変更可能 |